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homin小説R-18
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恋のはじまり 9-Y
屋上から二人で戻り、俯くチャンミンを俺は夕食に連れ出した…会社近くの行きつけのラーメン屋…

まだ元気のないチャンミン…

『チャンミナ…今から会社に帰って資料作りするんだ。ちゃんと食べないとな。

この仕事最後までやるんだろ?俺もついてる。大丈夫だ。


ちゃんと、チャンミナのそばに居るから…もう…避けたりしないから…一緒に頑張ろう?

俺達なら、絶対出来るからさ!俺はチャンミナのヒョンだよ。俺が大丈夫って言ったら大丈夫だ!ほら、食べよう?』

やっと、笑顔になったチャンミン…俺はこの笑顔を守りたい…ヒョンとして…チャンミンを助けたい…そう思ったんだ…





それから俺達は二人で徹夜で資料作りをした…

『ユノヒョン!ここなんですけど…』

『ああ…この表現より、こうの方がいいかな。』

『はい!分かりました!』

チャンミンと久しぶりの穏やかな会話…ヒョンとしてチャンミンにアドバイスをして、チャンミンも一生懸命に仕事をしていた…

そんなチャンミンの姿を見ながら…しばらく目を見てなんて話してなかったな…笑顔も…本当に久しぶりにチャンミンと向きあった気がしたんだ…

二人で徹夜でやったおかげで、どうにか資料が出来上がった…気づけばもう朝になっていた…


『ユノヒョン!出来た!良かった…間に合って!』


笑顔で俺を見るチャンミン…


『良く頑張ったな!チャンミナ!』


頭を、撫でてやると嬉しそうに…


『ユノヒョンが励まして、手伝ってくれたからです…ありがとうございました!』


椅子から立ち上がり俺に頭を下げるチャンミン…


顔をあげた笑顔に俺はまた…ドキっとしたんだ…


俺は、忘れていた思いが溢れてきた気がした…


『チャンミナが、頑張ったからだよ!よし!ヒョンがコーヒー入れてやるよ!』


『ユノヒョン!僕が…』


俺はチャンミンを久しぶりに甘やかしてあげたかった…


『いいよ!チャンミナ、今日は特別!ヒョンが入れてあげるから!』



俺はコーヒーを入れて、部署に戻ると、疲れたのか、デスクにうつ伏せになって眠るチャンミンの姿が…


『チャンミナ…疲れたんだな…頑張ったもんな…』



スヤスヤ眠るチャンミンの頭をそっと撫でる…


『チャンミナ…』


チャンミンは俺のそばに居たかったと言った…辛い時頼りたかったと…自分を変えたのは俺だと…

俺は自分の思いに目をそむけて…気づかないようにしてた…チャンミンが俺を必要としていたのに…

俺はチャンミンに…最低な事をしたんだ…ヒョンだって言ったのに…頼れって言ったのに…

でも会社を辞めると言ったあの時…離したくないって思った…


ヒョンとして…そう…チャンミナは俺の…可愛い…弟…?



でも…やっぱり…違う…


『チャンミナ…ゴメンな…俺…最低なヒョンだった…チャンミナを傷つけて…泣かせて……そろそろ…俺…認めるよ…俺は…チャンミナが…好きだよ…』

今まで逃げていた自分の心を認めた時…俺の中でチャンミンを愛おしいと思った…そして…眠るチャンミンに俺は…そっと…キスをした…

チャンミン…俺がお前を好きだと言ったら…チャンミンはどうする?…俺の思いは日に日に大きくなっていった…





二人で作った資料は完璧で、プレゼンも成功した…

部長も納得してくれて、無事にプレゼンを終えて、あとは世界の家具展に向けて最終調整に入るだけだった…

さぁ!今日はプレゼンの成功を祝ってみんなで飲みに行きましょう!

プロジェクトチームのみんなと行きつけの居酒屋でお祝いをする事になった。


『さぁ、みんないろいろトラブルもあったけど、プレゼン成功おめでとう!これからが本番だから、よろしくな!』


部長の一言で乾杯して、みんなはお祝いムードで楽しく飲んでいる…


隣りに座るチャンミンを見ると、ソフトドリンクで…


『あれ?チャンミナ?飲まないのか?』


『はい…また…ユノヒョンに迷惑かけたら困るし…』



歓迎会の日の事を思い出す…考えてみたら、あの時キスした時から…俺の気持ちは分かっていたのかもしれない…



チャンミンはみんなの前でもう一度迷惑をかけた事を謝罪した…その姿はチャンミンがの社会人としてちゃんとしたケジメだった…

もう…俯く事はなく、ちゃんと大きな声で言ったんだ…

その姿にみんなとのわだかまりも解けて…チャンミンは本当にこの部署の一員になったんだ…


また、心から笑顔になったチャンミン…ヒョンと弟としてそばにいる事がいいのか…本当にそれで満足なのか…

俺の中で日に日に大きくなるチャンミンへの思い…俺は…もう…ヒョンでいられない…

飲み会もお開きになり…みんなが二次会の話しで盛り上がる…

俺はチャンミンを引き寄せ…耳元で…

『チャンミナ…これから二人で飲み直そう?二人でお祝いしようぜ!ワインでさ。』

チャンミンは顔を紅くしながら、頷いて…

『僕も…ユノヒョンと…二人で…お祝いしたいです…』


紅い顔をしたチャンミン…その顔を見て…俺は決めたんだ…もう…迷わない…


店を出てみんなに…


『じゃあ、俺とチャンミナはこれで!お疲れ!』


チャンミンの腕を取り歩き出す…もう…俺はチャンミンにこの思いを伝えたかった…

俺は決めたんだ…俺は…チャンミンに伝える…

チャンミンが…好きだと…





あとがき
優月ちゃん♡ついにユノが決心したわよ♡

ついに♡ついに♡告白するからね♡

チャンミナ!ヒョンの気持ち受けとめてね♡

明日は優月ちゃん♡

20時更新です(^_−)−☆



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CATEGORY : 恋のはじまり
THREAD TITLE : BL小説  *  THREAD THEME : 小説・文学
TRACKBACK : 0  *  COMMENT : 2  *  2013/09/17 - Tue - 20:00 *  EDIT
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Author:Dycu
Dycu1015のブログです。アメブロの、Y&C~輝く二つの星~の、記事もあります。両方よろしくおねがいします。

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