homin小説R-18
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Spellbound 10
新しいプロジェクトを任されて、いよいよ形になった商品…

商品のイメージモデルが決まった事を聞いた。本社が決めたイメージモデル…このポスター撮影でまさか僕達が再会することになるとは…この時の僕は思ってもいなかった…

『チャンミナ!今回もよろしく頼むな!』

『シウォン!今回もよろしく頼むよ!最高のポスターにしてくれよ!』

シウォンは僕の会社と専属契約をしてくれて、僕の力になってくれている…

シウォンは本当に僕を大切にしてくれていた…

『社長…本社の方がお見えになりました。』

『分かった…今、行く…』

今日の撮影の打ち合わせのために、部屋を出る…

ミーティングルームの扉の前…僕が部屋に入る瞬間…前から数名のスタッフと一緒に歩いて来た人…


お互い顔を見ることはなく…でも何かを感じて立ち止まる…振り返りその後ろ姿を見つめる…

見覚えのある後ろ姿…でも…そんなはずはない…

『………ユノ………?居る訳がない……考えすぎだ…』

部屋へ入り打ち合わせの資料に目を通す…

商品のイメージ…ポスターのイメージ…

それを引き立たせるモデルの欄に載っていた名前を見て…さっきの人が見間違えではなかったと確信する…

モデル チョン ユンホ ……

資料に書いてあった名前は間違いなくユノの名前…

頭が混乱して…これが現実なのか分からない…

『ユノ……………なぁ……モデルって……本社が選んだんだよな…?このチョンユンホって…』

宣伝部の社員に尋ねると…

『本社の方がこの会社と知り合いらしくて…チョンさんを見てイメージにピッタリと決めたらしいです…。コンセプトは『大人の魅力』ですから。何かイタリア帰りの一流モデルみたいです。僕もさっきお会いして商品のイメージにピッタリだと思いました。』

こんな偶然があるだろか…社員の言葉が耳に入らない…

ただ…ユノの名前だけが頭の中でぐるぐる回っている…

二度と会わないと思っていた…会ってしまったら…自分が抑えられなくなりそうで…怖い…

ユノは分かっていてこの話しを受けたのだろうか…いろんな思いが頭の中で回っている…

動揺している自分…打ち合わせを終えて…とにかく一人になりたかった…

『悪い…少し気分が悪いから…一人にしてくれ…』

部屋を出てあてもなく歩く…

今からの撮影…ユノと顔を合わせてしまう…今の僕じゃ…冷静でいられない…

胸が苦しくて…たまらない…僕はその場に動けずにいた…

『あの…大丈夫ですか…?どうかしました?』

その声に顔をあげるとそこには…見覚えのある顔…

『君は……』

『あっ……チャンミンさん…』

パーティーの時に出会った…ユノと一緒に居たテミンが心配そうに僕を見つめていた…

僕達の運命の糸は一つずつ…繋がっていくように…引き寄せていく…




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CATEGORY : Spellbound
THREAD TITLE : BL小説  *  THREAD THEME : 小説・文学
TRACKBACK : 0  *  COMMENT : 0  *  2014/06/29 - Sun - 00:00 *  EDIT
Spellbound 9
『ユノ…ヒョン…ん…はぁ…ん…』

もつれ合うように二人でベッドへ…

テミンをベッドへ押し倒す…ゆっくり唇を離し…お互いに見つめ合う…

テミンは真っ直ぐに俺を見つめると…

『ユノ…ヒョン…僕を…愛して…』

その言葉に…チャンミンの姿を重ねてしまう…


『ユノ…もっと…愛して…ユノ…』

ずっと…その温もりだけを感じていたかった…でも…もう…その温もりは…二度と触れる事はない…

『テミナ……愛してる…お前を…愛してる…』

重ねる唇…テミンに触れれば触れるほど…チャンミンに重ねてしまう自分…

冷めていく心…チャンミンとは違う…心が叫んでいる…

チャンミンと別れてから…誰とも抱き合うことはなかった…

身体は他を求めても…心が拒絶する…

チャンミンしか…愛せない…あの時…別れてから誓った…俺は…ずっと…チャンミンに囚われたまま…誰も…抱くことはない…

ゆっくりテミンから身体を離す…頬を撫でて…見つめる…

『テミナ……やっぱり…やめよう…俺達はこんな事をしなくても…ずっと一緒にいれる…俺は…テミナを愛してる…だから…抱くことはできない…』

テミンの瞳から…涙が溢れる…

『ユノヒョンも…僕を…愛してくれないんだね…愛って何?言葉で伝えても不安になるだけだ…僕は…心も身体も欲しい…ユノヒョンが欲しいよ…僕はただ…愛されたいだけ…僕だけを…愛してよ…一人は…嫌…僕を…一人にしないで…ユノヒョン…』

テミンを抱きしめる…必死にしがみつくテミンを…ただ…抱きしめる事しか出来なかった…

泣き疲れ眠ってしまったテミン…俺から離れないように首に巻きついた腕をそっと離す…

『テミナ……ごめんな…お前を愛してる…その想いは…変わらない…お前のそばに…居るから…』

この愛が…チャンミンへの想いと違ったとしても…

この日のテミンの気持ちを俺は何も気づいていなかった…

テミンの想いも…俺と同じだったなんて…

俺達は…心の奥に秘めた秘密を…お互い隠したまま…寄り添いながら…自分の気持ちを抑えていたのかもしれない…

ただ…一人の人に…愛されない孤独を…お互いの温もりで埋めていたんだ…

そして…運命は…俺達の気持ちとは関係なく…引き寄せる…



チャンミンと再会した日から数ヶ月…俺とテミンの間には…あれから何もない…

テミンも俺に求めることはしなかった…



『ユノヒョン!仕事決まったよ!何か凄い大きな企業の商品モデル!』

この時俺もテミンもそれがチャンミンの会社の本社だとは知らなかったんだ…

運命の糸は…複雑に絡み合いながら…俺達を…引き寄せる…




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TRACKBACK : 0  *  COMMENT : 3  *  2014/06/12 - Thu - 00:00 *  EDIT
Spellbound 8
『ユノヒョン……さっきの二人……知ってるの……?』

車の中でお互い黙ったまま…先に口を開いたのはテミンだった…

『えっ……あぁ…二人とも昔仕事した事があるんだ…』

『そうか…ユノヒョン…知り合いなんだね…』

それから俺もテミンもずっと黙ったままだった…

テミンのマンションの前…

『テミナ…また明日な…おやすみ…』

無言のテミン…俯いたまま動かない…

『テミナ……?どうした?』

『………ユノヒョン……今日…泊まってよ……僕……一人で居たくない…お願い…ユノヒョン…』

寂しそうな顔で…テミンは俺を見つめる…

『分かったよ…車置いてくる…先に部屋へ行ってろ…テミン…』

テミンのいつもと違う雰囲気が気になったが…俺の頭の中はさっき会ったチャンミンの事でいっぱいだった…

『チャンミナ……シウォンと……それがお前の幸せなら…俺はもう…』

チャンミンをずっと愛してる…

でも…ずっと…囚われたまま…俺は…この先生きていくのか…

『チャンミナ……俺の心を…解放してくれ…これ以上…お前を…愛せないように……』

テミンの部屋へ行くと…不安気な顔で俺に抱きつくテミン…

『ユノヒョン…遅いよ…帰っちゃたかと思った…』

強く抱きしめるテミンを優しく包む…この温もりが安心するような気がする…

俺の心をずっと支えてくれたこの温もり…この気持ちは…きっと愛…

チャンミンを想う気持ちとは違う…でも…俺は…テミンを愛してる…

『テミナ……俺が…そばにいる…お前のそばに…いるから…』


『ユノヒョン……本当に……?そばにいてくれる…?僕から…離れないでね……』

潤んだ瞳で俺を見つめるテミン…俺達の間に…前とは違う感情が芽生える…

その瞳が俺を離さないように…お互いが求めている感覚…

『テミナ……』

『ユノヒョン……』

俺達は求め合うように…キスをした…

唇を離し…テミンが俺を見つめる…その瞳は…いつも俺を見つめる目とは違う…

『…テミナ…』


『ユノヒョン……僕を…愛して…』

お互いに寂しさを埋めたかったのかもしれない…

愛する人を想う気持ちに…押しつぶしされそうで…苦しくて…温もりを求め合う…

『テミナ……愛してるよ……』

テミンの瞳から涙が溢れ…俺は抱きしめて…想いを込めてキスをした…

今の俺達は……ただ…お互い…苦しさの中で…救いを求めていたんだ…


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TRACKBACK : 0  *  COMMENT : 3  *  2014/06/09 - Mon - 00:00 *  EDIT
Spellbound 7
『チャンミン……行こう……』

僕に背を向けて歩いていくユノとテミンを見て動けないでいる僕の肩をそっと引き寄せるシウォン…

帰りの車の中でお互い何も話さずに僕はずっとユノとテミンの姿が頭から離れなかった…

『チャンミン…着いたぞ……大丈夫か…?』

『あっ……うん……ありがとう…シウォン…』

車はマンションの前に止まり…僕はそれすら気づかなかった…

降りようとした僕の腕を掴み…シウォンは僕を見つめる…

『なぁ……チャンミン……ユノに…会うのか…?こっちに帰ってきたみいだ…ユノ…少し前に俺も聞いてた…まさか…あの会場に居るとは思わなかったけどな…チャンミンが会いたいなら…俺…』

『シウォン…ユノには会わないよ…僕達はもう…終わったんだ…もう…関係ないんだよ…テミンがユノのそばにいる…ユノのあんな笑顔…初めて見たよ…きっと…テミンが…大切なんだろな…僕はユノが幸せなら…それでいい…僕達はもう…会わないよ…この先もずっと…
送ってくれて…ありがとう…シウォン…』

『チャンミン……俺な………何でもない…またな…チャンミン…』

シウォンの言いかけた言葉の意味をこの時の僕は気にもとめることはなかった…

ただ…今は…自分の事で精一杯だったんだ…

部屋に帰り一人…この部屋でたくさん愛し合ったあの頃…

三年経ってもこの部屋を出れない僕は…ずっとユノの温もりを感じていたかったから…

『ユノ……僕は…ずっと…囚われたままなんだ…ユノはもう…愛する人を…見つけたんだ…僕はまだ…ユノの事を…』

愛なんて信じない…そう思っていたあの頃に戻れるなら…こんな気持ちになんてならなかったのに…

こんなにも人を愛することが苦しいなら…愛なんて知らない方が良かった…

この想いがまた…僕を苦しめる…ユノに会ってしまって、閉じ込めていた想いが溢れ出す…

『苦しい……ユノ……苦しいよ…僕を…解放して…ユノ…』

ユノに愛されたベッドの上で…僕は一人…自分を抱きしめた…

あの頃の優しいユノの温もりを…思い出すように…

運命の糸は…僕達を引き合わせるように…繋がっていく…絡み合って…そして…引き寄せる…

ユノに会ってから数ヶ月が過ぎた…本社に呼ばれ…僕は新しいプロジェクトを任された…

『チャンミン…このプロジェクトは本社にとっても大事なものだ…必ず成功させるんだ…。分かったな…』

本社との合同のプロジェクト…その責任者として任された大きな仕事…

このプロジェクトが成功すれば僕の会社にも大きな利益になる…今の僕は仕事に打ち込むことでユノを忘れられる…

『分かりました…必ず成功させます…会長…』

でも…この仕事で僕達四人が再会することになるとは…この時の僕は思ってもいなかった…

運命は…僕達を…何度も…引き寄せるんだ…




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TRACKBACK : 0  *  COMMENT : 6  *  2014/06/02 - Mon - 00:00 *  EDIT
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Dycu

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