homin小説R-18
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Spellbound 13
『シウォニヒョン……久しぶりだね…ユノヒョン…これ…』

『テミナ?お前達…知り合いなのか?』

テミンは俯いたままで…俺の腕を掴む…

『テミナ…元気だったか?驚いた…ユノとテミナが知り合いだったなんて…テミナは俺の弟みたいなもんなんだ…テミナのヒョンが俺にカメラを教えてくれたから…テミナは昔から知ってるんだ…俺にとってテミナは可愛い…弟なんだ…』

テミンを見つめるシウォンの瞳は悲し気に見えた…

『そうだったのか…テミナとは昔から知り合いだったのか…俺達はイタリアで知り合ったんだ…俺にとっても、テミナは弟みたいな大切な存在だ…』

シウォンは俺をじっと見つめると…

『そうか…テミナ…良かったな…ユノならお前を大切にしてくれる…ユノ…テミナをよろしくな…そろそろ撮影を始めようか…』

シウォンの歩いて行く姿をずっと見つめるテミン…

『テミナ…お前…』

その時だった…後ろから声をかけられ振り返る…


『今日はありがとうございます…このプロジェクトの責任者のシム チャンミンです…チョンさん…今日はよろしくお願いします…』

そこには三年ぶりに見るチャンミンの姿があった…

俺をまっすぐに見つめ…手を差し出す…お互いに視線は絡みあったまま…

『…チャンミン…お前…』

チャンミンの瞳から強い意志を感じる…まっすぐに見つめた瞳を俺は直視できなかった…

『ユノヒョン!チャンミンさんだよ!チャンミンさん、さっきお話ししたユノヒョンです。今日は、よろしくお願いします!ほら、ユノヒョンもちゃんと挨拶しないと!チャンミンさんはリーダーなんだよ!』

テミンに手を引っ張られ、再び視線を合わせ…

『チョン ユンホです…今日は…よろしくお願いします…』

差し出された手を握り…久しぶりに感じたチャンミンの温もり…一瞬で離された手が…その温もりを覚えていた…

撮影が始まり…プロのモデルとして撮影をする…

ずっと感じる視線…レンズ越しに感じるシウォンの視線…

そして…その先に居る…チャンミンの視線…

その視線をそらすように俺は撮影に集中する…プロとしてこの仕事は完璧にしたかった…

撮影の合間にふとチャンミンを見ると顔色が悪い…顔は青白い…周りのスタッフは気づいていない…

シウォンも写真のチェック中でそばに居なかった…

視線を向けたその瞬間…膝から崩れ落ちるように倒れていくチャンミン…

俺は無意識に駆け寄りその身体を受け止めていた…

『チャンミナ!チャンミナ!』

腕の中で気を失っているチャンミンを抱き上げる…

俺の声にシウォンがゆっくり近いて来る…お互いに視線は絡みあったまま…

『ユノ…チャンミナは俺が運ぶ…』

そう言って手を伸ばした瞬間…俺は叫んでいた…

『チャンミナに触るな‼︎』

それは無意識に出た言葉…自分でも驚いた…

でも…俺の腕の中に居るチャンミンを誰にも触れさせたくなかった…



静まりかえるスタジオを俺はチャンミンを抱き上げてシウォンの横を通り過ぎていく…

久しぶりに感じるチャンミンの温もり…今はその温もりを感じていたかった…

俺の腕の中で眠るチャンミンを見つめる…

あの頃と変わらない寝顔…全てが昔と変わらない…思い出す…俺達が愛し合った日々…

思い出してはいけないのに…溢れる記憶…

『チャンミナ…もう少しだけ…このままで…』

チャンミンが目を覚ますまで…





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CATEGORY : Spellbound
THREAD TITLE : BL小説  *  THREAD THEME : 小説・文学
TRACKBACK : 0  *  COMMENT : 4  *  2014/07/29 - Tue - 00:00 *  EDIT
Spellbound 12
『君は……』

『あっ……チャンミンさん…大丈夫ですか?何か顔色悪いですよ?』

テミンが僕の顔を覗き込む…

『大丈夫だ…でも…何故君がここに…?』

『僕、スタイリストなんです。今日、ここの会社のポスター撮影に同行して来てるんですよ!モデルはうちの事務所の人なんで。チャンミンさんは…もしかして…この会社の方なんですか…?』

僕の社員証を見てテミンは僕の顔を見つめる…

『あぁ…このプロジェクトの責任者なんだ…モデルって…チョン ユンホさん…?』

『はい!ユノヒョンは一流のモデルですよ!僕とイタリアで一緒に暮らしていたんです。僕の最高のパートナーなんです。この仕事は僕とユノヒョンにとっても大きなチャンスなんです!ユノヒョンならきっとイメージ通りのポスターにしますよ!よろしくお願いしますね!あっ…僕…行かないと!また、ユノヒョンをちゃんと紹介しますね!じゃあ…失礼します。』

キラキラした瞳のテミン…ユノに愛されているのが分かる…そして…テミンもユノを…愛している…

胸が苦しい…僕にはあんな純粋にユノを愛することなど出来なかった…

ユノにはテミンが居る…ユノはテミンを…愛している…

その事実だけが…僕の頭の中で回っていた…

胸の奥が苦しくて…頭がだんだん痛くなる…全ての事実を心も身体も拒絶するように…痛みが襲う…

それでも仕事は別…僕はこのプロジェクトの責任者…

このプロジェクトを成功させるためにユノは必要なんだ…商品のイメージキャラクターは、商品の顔も同じ…

僕は一歩…一歩…スタジオへ足を進めていく…

この先にユノが居る…でも…僕達は…もう…関係ない…

そういい聞かせて…僕はスタジオの中へ入って行った…


そして…僕達四人は…それぞれの運命に引き寄せられるように…再会した…

ゆっくり…ユノに近づいて行く…ずっと…会いたかったユノ…こんな形の再会…でも…この気持ちは…胸の奥にしまって…僕は…プロジェクトの責任者として…モデルに挨拶をする…

『今日はありがとうございます…このプロジェクトの責任者のシム チャンミンです…チョンさん…今日はよろしくお願いします…』

ユノはゆっくり振り返ると驚いた顔で僕を見つめる…差し出した手を握ることなく…僕を見つめるユノ…

『………チャンミン……お前……』

絡み合った視線をそらしたのは…ユノの方だった…




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CATEGORY : Spellbound
TRACKBACK : 0  *  COMMENT : 2  *  2014/07/17 - Thu - 01:00 *  EDIT
Spellbound 11
『ユノヒョン!やっぱりこのスーツにして良かった!似合ってる!かっこいい!』

『モデルだからな。何でも着こなせる。テミナは俺の良さを全部分かってるからな!』

大きな企業の商品のイメージモデルになった俺は今日は撮影に来ていた…

スタジオに入り、担当者にテミンと挨拶を済ませ、セットに入る…

テミンもスタイリストとして俺に付き、この大きな仕事は俺達にとってもチャンス…成功させなくてはいけない…

ヘアメイクを済ませ…資料に目を通す…

『ユノヒョン!このモデルの話しはあのパーティーの時にユノを見たこの会社の会長が指名してくれたんだって!やっぱり、ユノヒョンは一流モデルのオーラが凄いんだよ!だから、今日の撮影頑張ってね!』

『こっちに帰って来て、久しぶりの大きな仕事だからな!頑張るよ!テミナ…』

久しぶりの大きな仕事…程よい緊張感…鏡の中に映る自分はモデルのオーラを放っていた…

『撮影に入ります。こちらへどうぞ。』

『分かりました。よろしくお願いします。』

スタッフが呼びに来て、テミンと一緒にスタジオに向かう…

『あっ…控え室に忘れ物しちゃた!取りに行って来る!』

『ああ…先に行ってるな…テミナ…』

スタジオへ向かう通路…その先のドアを開けて入って行った人の横顔が何故か気になった…

それは本当に一瞬で…でも…何かを感じた…

振りかえってもその姿はなかった…

スタジオに入り…スタッフに挨拶をしながら、撮影場所へ…そこで俺はまさかの再会をした…


『シウォン……』


『ユノ……モデルって…ユノだったのか…』

突然の再会…正直…会いたくなかった…チャンミンと繋がる事が怖かった…

絡み合った視線…シウォンは笑顔で俺に手を差し出す…

『まさか…ユノとまた仕事が出来るなんて…嬉しいよ…今日はよろしくな…ユノ…』

俺は手を握ると…一瞬お互いに力が入る…

『シウォン…今日はよろしくな…』

手が離れ…お互いの視線は絡み合ったまま…



そして…運命のイタズラのようにもう一つの再会…

『ユノヒョン!ごめん…これ…あっ…シウォ二ヒョン…』

『テミナ…何で…お前がここに…』

四人の運命の糸は一つ…また…一つと繋がっていく…

離れても…引き寄せ合うように…



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TRACKBACK : 0  *  COMMENT : 1  *  2014/07/11 - Fri - 00:00 *  EDIT
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Dycu

Author:Dycu
Dycu1015のブログです。アメブロの、Y&C~輝く二つの星~の、記事もあります。両方よろしくおねがいします。

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